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虹のかなたに‐空ちゃんとお猫様


私が最も愛した空ちゃんと、ショーちゃんのリンパ腫の経過が中心です
by oshare40

困った、困った

空太の痛みは、少々弱まってきたのか、ふらつきながらも爪とぎをし、キッチンにもやってくる。ふらついているので、他のお猫様の通行の邪魔になり、飛び越えられたり、追い越されるたびに、どてっとこけては起き上がる。

それでも極端に食は細い。肋骨が数えられるし、抱くたびに骨が腕につきあたる。何でもいいから食べてほしい。香りの強い金缶、黒缶、モンプチなど、牛尾が病気の時に与えた以外、もう何年も買っていないものを与える。カロリーが足りている量を食べているとは、とても思えないが、手作りやカリカリ、ウォルサムよりは食べてくれる。

それは他のお猫様の食欲も刺激する。みんなが空太のごはんをねらう。「小さい頃食べていたなつかしいご飯のにおい、自分の前におかれた生肉やキドニーサポートよりずっと美味そう」。全員が空太の食事を横どりしようとする。神経質な空太は、それだけで食べなくなる。空太は、隔離すると食べないで、脱出に専念してしまう。

結局全員が空太と同じ食事にありつくことになる。せっかく手作り食になれてきたのに、もう馬肉だのウサギだのと見向きもされない。みんなが、プルトップの音を待っている。シクシク・・

by oshare40 | 2006-03-16 12:54 | 空ちゃん
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